六波羅蜜寺

近畿には「西国三十三カ所巡り」という風習があります。
四国の「八十八カ所巡り」と同じような感じです。
「西国三十三カ所巡り」は、観音菩薩の霊場をめぐります。
最近では、四国のお遍路さんのように
真っ白な作務衣の様なものを着て、お参りされる方も見かけます。
この「西国三十三カ所巡り」の札所が京都にはいくつかあるのですが
その中の一つ「六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)」は、
仏像のコレクションが素晴らしく、おススメのお寺です。
昔は、平清盛のお屋敷が置かれたり、
鎌倉幕府が「六波羅探題」をつくったりと
広大な敷地の大きなお寺だったそうですが
現在は、狭い敷地に、小さなお堂が数軒立っているだけで
知らない人は、きっと素通りしてしまうような外観です。
こちらの本堂の裏に、ちいさな宝物庫があります。
この中に、超有名な「空也上人立像」や「平清盛像」が安置されています。
どちらも、個性的で素晴らしい仏像です。
「空也上人立像」は、踊り念仏の開祖、
空也上人が「なむあみだぶつ」と唱えた念仏が、
ひとつずつ仏さまの姿になってゆく様を表現しています。
針金のようなもので、繋がれた小さな仏像が
半開きの上人の口に刺さっている造形で
なんとも「ロック」な風情が漂う傑作です。
「平清盛座像」は、巻物を手に座る像です。
実在の人物、平清盛のお姿なのですが
巻物から、ふと中空を見つめたかの様な目が、
なんだか異様な感じで
一度見たら、忘れられない存在感のある像です。
とてもリアルな表情で、今にも動き出しそうな感じがします。
この六波羅蜜寺のそばには、
幽霊や地獄の伝説が残るスポットが存在しています。
「幽霊」は、死んだおかあさんが小さな赤ちゃんのために
幽霊となって、子供を育てたお話が残っています。
それにちなんだ「幽霊飴」のいうお菓子を売るお店もあります。
「地獄」は、平安時代のお役人が
毎晩地獄に通ったとの言い伝えが残されている井戸があり、
「京都怨霊ツアー」みたいなものがお好きな人は
是非、少し時間を多めに取り
近所の散策をしてみると楽しいと思います。

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